くりっとした大きな目やピンと立った耳、ネコ好きでなくてもそのかわいらしさに心奪われてしまう“ねこ玉”。そんなねこ玉は、いったいどのように生まれてきたのでしょうか!? ジュエリーデザイナーの小杉紳さんと奥さん、愛猫ぷうちゃんのいるお宅におじゃまして、直撃インタビュー!!
---イキナリですが、本題です! ズバリ、ねこ玉はどうやって生まれたのですか?

デザイナーのヒシヌマヨシキさんと一緒に、パリコレに出展する作品をデザインしている時に、2人ともネコが大好きだったこともあって、「ネコをモチーフにしたものを作りたいね」って話になったんです。

それも、ネコだけの作品というよりも、パーツとしてのネコです。もともと自分の作品のコンセプトが「組み上げて」作っていく、というものだったので、他のパーツと組み合わせても自然だし、もちろんひとつだけでもシンプルに着けられるようなものを考えました。

---なるほど。でもどうして「玉」なんでしょうか?
もともとシンメトリーなものが好きなんですよ。存在感があって、でもシンボライズされたもの...というのかな。
エジプト的なデザインのアクセサリーを多く作ってたので、その流れもありますね。
---そもそも小杉さんがジュエリーを作り始めたのはなぜなんでしょう?
そうですね、父が好きだったこともあって、自分でも小さい頃からアクセサリーが着けたくて、もう10代の頃から着けてましたね。先生に「着けるんなら本物をしなさい」と言われて、中〜高校生くらいの頃にはもう自分で作っていました。

もちろんその頃はまだ本格的にシルバーでというわけではありませんでしたが...。
その後、大学の先生だった父の跡を継ぐようなかたちで学校の先生になったのですが、辞めた後に、ヨウジヤマモト先生にジュエリーアクセサリー作りを頼まれたのが、本格的に仕事として作り始めたきっかけです。

---なるほど〜。その後のご活躍については、プロフィールの方をご覧いただくことにして...。では、いよいよ小杉さんの愛猫「ぷうちゃん」についておうかがいしたいのですが

ぷうは、今年で8歳になります。出会いは、子猫の頃、クルマから降りた僕の後ろをついてきちゃった時ですね。その時は病気しててね、獣医さんにかかって、注射してもらったりとひたすら世話しました。おかげでこんなに元気に育ちましたけど...。

今やすっかり家族の一員ですから、休みの日なんかは、寝てるとニャーニャー鳴いて踏んづけて歩いて起こしてくれますよ。

甘えん坊だし、人が食べてるものをなんでも食べたがりますしね。そうそう、この子、イカを食べるんですよ。普通、ネコはイカを食べると消化できなくて腰を抜かすとか言うけど、ぷうは全然そんなことない。昔、お酒に漬けていたさきイカを食べちゃって、酔っぱらったことがありました。マタタビでも酔っぱらわなかったのに。
---かわいいですねぇ。さぞやストレスなんかないんでしょうねぇ。
いや、たまに仕事で夫婦ともに一週間ぐらい出かけてしまうことがあって、そういう時は近所にいるお義母さんがゴハンをあげてくれるんですが、ストレスでガンガン食べてしまうみたいなんです。

帰ってくると...まるで「小グマ?」みたいな(笑)。太りやすい体型なんですね。今みたいにスマートな時は、皮があまってますもん。こればかりはしょうがないみたいです。

---それでは最後になりますが、これから作ってみたい「ねこ玉」シリーズのアクセサリーがあったら教えてください。
今考えてるのがあるんですが、「ねこ鈴」というのがいいな〜と。ねこがチリンチリンと鳴るんです。かわいいでしょ? これも、パーツとしてアクセサリーに組み込めるようなかたちにしたいなと思ってるんですけどね。いつかこのサイトにもお目見えできるようにしたいです。
---それはすごく楽しみです。本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。これからの作品も楽しみにしています!

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